私は東京で学んだ精神分析論をベースとした
見立てに論理療法、認知行動療法、内観療法、
ポジティブ心理学などを組み合わせた
カウンセリングをしてきましたが
これにポリヴェーガル理論を元にした
神経系からのアプローチも組み込むことにしました。
理由は時代背景による悩みの複雑化がセッションで
多く感じられることと
カウンセリング先進国のアメリカでの
神経系の注目度
私自身がワークショップなどで実感した経験です。
下記の①②③の流れは基本となる考えです
①過去の原因となる強い刺激、環境、出来事で感じた感覚、感情を物語として完結できない場合
人は辛い気持ちを抱えたままでは
生きていけないからその感覚、感情を
切り取り蓋をして閉じ込める能力があります。
②そしてその蓋が同じような刺激、環境、出来事が
トリガーとなり開いてしまうのを防ぐために防衛的適応を身につけます。
この防衛的適応の目的、役割は
蓋が開かないようにしながら
社会に適応するため、過剰にエネルギーを使います。
常に周りを警戒しながら
神経系の交感神経(たたかう、逃げる)が
過活性状態で日常戦い続けています。
その状態が日常で多いと
漠然とした不安
落ち着かない
休みたいのに休まらない
いつもテンションが高い
なぜだかすぐ疲れてしまう
緊張と疲労を繰り返してるような気がする
肩こり頭痛がひどい
お腹を壊しやすい
人といると気を使いすぎて疲れる
など
心身共に影響が出てしまいます。
その日常の中でさらに
大きな刺激や負荷がかかり
こころが疲れてしまい
③アルコールや薬物依存、摂食障害、自傷、乖離
自己否定、性的逸脱、麻痺、自殺観念、暴力、過剰な運動、引きこもり、身体的症状(脱毛など)
などの行動や症状になってしまいます。
そして日常で②と③が繰り返される時に
カウンセリングの場に現れたり
心療内科で診断される事となります。
多くの場合②③の状態の時
その感情に心が支配され
心にスペースが無くなっている状態になります。
そして②と③は本能的記憶の
情動記憶と手続の記憶にあり
よく言われる頭ではわかっててもやめれない行動ですね。
それらは自律神経と大きく関わりがあります。
私はそれを自律神経の癖と呼んでいます。
まずはその癖に追い出されているself
精神分析論でいう自我
いわいるあなた自身で②の癖と③癖を客観視できるように
調整していき、今現在の状態を確認しながら
過去に再交渉していきます。
初回に神経系の説明も入るため
時間が80分となります。